令和6年秋季全国火災予防運動(11/9~11/15)
2024年度全国統一防火標語
「守りたい 未来があるから 火の用心」
1 目的
この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的とする。
全国の火災の状況をみると、住宅火災の件数は平成 17 年以降減少を続け、令和2年に初めて 1 万件/年を下回ったものの、令和3年からは再び増加傾向にあり、死者数についても、増加傾向が続いている。
令和6年能登半島地震では、石川県輪島市において、焼損棟数約 240 棟、焼失面積約 49,000 ㎡という大規模な火災が発生した。本火災の教訓を踏まえ、地震火災対策の推進が喫緊の課題となっている。
特に、近年の大規模地震においては、電気に起因する火災が多く発生していることから、地震時の電気火災リスクを低減するため、感震ブレーカー等の普及推進を加速する必要がある。
このような状況を踏まえ、下記2及び3の項目を中心として火災対策の推進を図る。
2 重点推進項目
⑴ 地震火災対策の推進
⑵ 住宅防火対策の推進
3 推進項目
⑴ 防火対象物等における防火安全対策の徹底
⑵ 製品火災の発生防止に向けた取組みの推進
⑶ 多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底
⑷ 乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進
⑸ 木造飲食店等が密集する地域に対する火災予防指導等の徹底
⑹ 放火火災防止対策の推進
実施期間
令和6年 11 月9日(土)から 11 月 15 日(金)までの7日間
【総務省消防庁・岩手県復興防災部消防安全課】